こんにちは。8月に入りました。暑かったり気忙しかったりですが、どうぞお元気でお過ごしください。
長江にあります谷あいの寺 円徳寺の市橋俊水です。
少し前ですが、近所に住んでいた幼なじみの男性が実に30年ぶりに玄関に現れました。
話を聞いてみると、工務店の社長令嬢とめでたく結婚。でも建設現場の事など全く知らない、社員に示しがつかないどころか若い人からはバカにされてしまう始末でとうとう鬱になってしまったのですって。
いやー、大変そうだなぁと思いました。
と言うのもその幼なじみは昔から身体が小さくガリガリで、顔立ちも決して良いとは言えないタイプ。
少なくとも見た目で他人の尊敬を集める人ではなかったのです。ましてや力仕事の男の中では…ねぇ…。
でも、しばらく話を聞いていて思い付きました。
自分の親の現場仕事を全く知らない、やせっぼちの小さな男性をなぜ、社長令嬢は選んだんだろう…
周りには直ぐにも使える筋肉ムキムキの大男もたくさんいただろうに。
…穏やかで良く気のつく、素直な彼だから選ばれたのですね。それなのに「仕事の出来る・出来ない」だけで自分で自分を罰し、傷付けてしまうのは本当に勿体ない事です。
《しあわせはいつも じぶんのこころが きめる》の相田みつをさんの詩には、実はもう一行があるのを皆さんご存知でしたか?
みかんには みかんの味があり
りんごには りんごの美しさがある
しあわせはいつも じぶんのこころがきめる
…その通りですネ。
お聞きくださってどうもありがとうございました。